肌にやさしい化粧品の条件とは

肌にやさしい化粧品とは、はっきりと決められているものではありません。ですが肌に負担をかけないことが優しさにもつながるので、負担が少ない成分が配合されている化粧品が、肌にやさしいと言えるでしょう。肌が美しくなるために作られているのに、意外にも逆に肌へ負担を大きくかけている場合もあります。表示だけで惑わされても、成分だけにこだわっても、それが本当に肌にやさしいかどうかはわかりません。使ってみないとわからない部分もありますが、「肌にやさしい」だけに惑わされないことが重要です。成分などをよく知って、どんな成分が入っているのか、何が肌への負担が少ないのかを理解して、自分で選べるようになることが、自分にとって「肌にやさしい化粧品」の条件となるでしょう。

肌にやさしい化粧品を選ぶポイント3つ

肌にやさしい化粧品を選ぶために重視したいポイントを3つ紹介しています。

天然由来成分に惑わされない

「天然成分配合」などと書かれていると、それだけで肌に優しそうなイメージがわきませんか？でもじつは天然成分が配合されていても、実際には肌に負担をかける化学物質が入っている可能性があることはご存知でしょうか。「化粧品」という言葉を見てもわかるように、お肌にプラスの効果を発揮するためには、商品設計上多くの化学物質の配合が不可欠であるケースがほとんど。

出典：選び方で肌運命が変わる、専門家が教える肌に優しい化粧品のすべて

化学物質の使用は化粧品を作る際に欠かせない成分でもあります。天然成分配合だからといって全く使用されていないというわけではなく、実は肌に負担のかかる成分が配合されている可能性があるのです。だからこそ、天然由来成分なら安心というイメージを持つのは危険です。本当に肌にやさしいかどうかを見極めるためにも、落とし穴にはまらないよう注意しましょう。

防腐剤に注意

防腐力が強すぎると、肌に負担となるリスクが高まるためだ。だが、防腐剤を減らしながら防腐力を保つのには、ノウハウや高い技術力が求められるため、「菌やカビが出るのが怖い」「前例がない」という理由で、配合を見直すことに消極的だったり、より強力な防腐剤を使いたがるメーカーが多いという。

出典：生協パルシステムの情報メディア

防腐剤は防腐剤フリーと記載されていても、実際には防腐効果のある成分で代用する場合もあります。そのため防腐成分がどのくらい配合されているかわからず、たっぷり配合されている可能性も否定できません。防腐剤フリーだけにとらわれることなく、しっかりと説明されている化粧品を選ぶことが大切です。

季節の変わり目に起こる肌荒れに要注意

季節の変わり目に肌荒れが気になったり、なんとなく化粧ノリの悪さを感じたりする……。そんなふうに感じたら、普段は問題がないものの体調や季節などの影響を受けて肌荒れや乾燥が気になる、「ときどき敏感肌」の状態になっているかもしれません。

出典：「ときどき敏感肌」研究所

ときどき敏感肌は誰にでも起こる可能性があります。特に季節の変わり目に見られることが多いので、該当するかもしれないと感じた方は、季節の変わり目に対応できる化粧品を選べるようにしましょう。いつでも同じものを使用したい方も多いですが、季節に応じたファンデーションや下地などに変えることも大切です。

「肌にやさしい」は本当か疑うことも大切

「肌にやさしい化粧品」は今ではドラッグストアでも見かけられるようになり、幅広く販売されています。すぐに手に入るため、とても手軽ではありますが、本当に肌にやさしいかどうかはわかりません。何が肌にとって「やさしい」のか、自分にとって「やさしい」のかを見極めることも重要ですね。表示だけに惑わされる成分をもっと知りながら、表示されている「やさしい」を疑いつつ自分で見極められるようになりましょう。

肌にやさしい化粧品の条件とは？選ぶポイントについてもご紹介！